お付き合いの度合いや立場によって参列するかしないかは変わってきます。
本来は、通夜への参列は親しい人に限られ、それほど親しくない場合は告別式に参列するものでしたが、最近ではどちらかに出席すれば礼をつくしたと考えられるようになっています。いろいろなケースがあるので、それぞれの事情で判断すべきところでしょう。
訃報を突然聞いてすぐに仮通夜へ向かう場合は、落ち着いた平服であれば失礼になりません。むしろそのほうが自然です。スーツで弔問に行く時は、ネクタイは黒か地味な色のものが好ましいでしょう。女性は、アクセサリー類は結婚指輪以外は外したほうがよいとされています。 葬儀、告別式に参列する場合は一般的には礼服ですが、特に親しい間柄でなければ黒めの平服で構いません。
香典とは、故人の霊前に供える香や花の代わりとする金品、香料のことが本来の意味ですが、 現在では不意の出費に対する相互秩序という意味合いが強くなっています。金額の相場は地域やお付き合いの度合い、送る側の年代等によって変わってきます。
故人の方/参列者年代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代以上 |
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両親 | 10万円 | 10万円 | 10万円 | |
兄弟・姉妹 | 5万円 | 3万円 | ||
祖父母 | 1万円 | 1万円 | ||
叔父・叔母 | 1万円 | 1万円 | 1万円 | 1万円 |
友人・知人 | 5千円 | 5千円〜1万円 | 5千円 | |
友人・知人の家族 | 5千円 | 5千円 | 1万円 | 5千円 |
隣・近所 | 3千円〜5千円 | 3千円 | 5千円 | 5千円 |
勤務地上司 | 3千円〜5千円 | 5千円 | 1万円 | 1万円 |
勤務先同僚 | 3千円〜5千円 | 5千円 | 5千円 | 5千円 |
勤務先部下 | 5千円 | 1万円 | ||
勤務先社員の家族 | 3千円〜5千円 | 5千円 | 5千円 | 5千円 |
取引先関係 | 5千円 | 1万円 | 1万円 |
表書きは宗派によって異なります。宗教がわからない時は、「ご霊前」と書くとよいでしょう。 他に、「御香典」、「御香料」とかく場合もあります。水引も宗派によって異なるので注意しましょう。
二人で包む場合は、下段に並べてそれぞれの名前を書きます。 グループの場合は表書きの下段にはグループを表す名称のみを書き、メンバー全員の名前を書いた半紙などの紙を中袋に入れます。
お悔やみの挨拶や弔辞を書く時は、忌み言葉(禁句)に気をつけましょう。
例えば、「いろいろ」「たびたび」「くれぐれも」などの重ね言葉や、「再び」「また」「続いて」などの繰り返しを連想させる言葉です。各宗教よる忌み言葉もあります。